FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

うつほうつほうつほ

こいし、空、燐、さとり。死ぬほどほのぼの。

追記で開きます。



その1
【三歩歩けば忘れる】



「あ、無意識にお姉ちゃんのツボ割っちゃったぁ!
…しょうがないよね、無意識だもん。誰も見てないし…」


「…うにゅ?」


「……馬鹿がいたかぁ…。
…い〜い、お空? ツボは気づいたら割れてたの。割れたところなんて見てないの。思いこめる?」


「ツボは知らないうちに割れました」


「そうそう」


「知らないうちにこいし様が割りました。」


「あ〜〜〜〜もぅっ」


「うにゅぅ」


「けど、どっちにしろ駄目だわ。相手はお姉ちゃんだもん。深層心理から消さないと…
…そっか。お空、三歩歩きなさい」


「は、はい!…三歩?」


「そう、三歩」


「飛ぶんじゃなくて?」


「三歩って言ったら歩くのよ」


「は、はい…
(歩く…歩く…久しぶりだなぁ、どうするんだっけ?
脚を動かすんだよね、確か。
脚を…脚を〜…)」


「駄目、お空。それじゃ跳んでる。」


「(うひ、怒られたっ。けど、確か普通の鴉はこうやって…)」


「駄目よだめだめ、てんでなってない。脚をね、こう、交互に動かすの」


「交互、に…?」


「お姉ちゃんじゃなくてもわかるわ、貴女、今、交互って何って思ったでしょ!?かわりばんこ、よ。かわりばんこ!」


「かわりばんこ!
(脚をかわりばんこに、こう、かな?)」


「そうそうそう!それで、前に進むの。あ〜、それじゃ跳んでるってば!かわりばんこに、かわりばんこに、1、2、3!」


「こ、こ、こうですか、こいし様?!」


「そうよ、そう!この際三歩どころじゃなく歩いてることなんて気にしないわ!偉いわお空!!」


「こいし様ぁ…馬鹿でごめんなさいぃ…」


「いいのよお空、そんなところがまた可愛いの!ペットはそれでいいのよ〜」


「こいし様ぁ…っ」


このあと。
割れたツボの周りではしゃいでた二人は仲良く怒られましたとさ。


【こいしちゃんの無意識歩行教室 終】




その2
【おりんくう】

さとり様が、半分こにしなさい、とお菓子を下さいました。


「じゃあ割るよーん。えいっ」


「「あ…」」


「ね、ねぇお燐、これ半分じゃ…」


「う、うるさいよ、お空のくせに。大きい方はあたいが努力賞として貰っといてあげるよ」


「ちょま、何それ、お燐何努力した?!」


「これ割った。その労力さ」


「あ、そっか…って、そんなことに騙されてたまるかぁっ!」


「さすがのお空でも駄目か。けど、あたい超努力家だよ?神様の力もらっただけのお空とは大違い」


「私だって努力してる!」


「例えば?」


「例えば?例えば…えー、あれよ。とにかく努力してるって!」


「ふ〜ん?嘘っぽいねぇ」


「嘘じゃないもん!」


「その点あたいは本物だよ。さとり様にもいっつも誉めてもらうもんね」


「私だって誉めてもらえるよ!」


「例えば?」


「例えば?例えば…お空は馬鹿正直で可愛いわねって!」


「…あっそ。そんならあたいだって、お燐は私には嘘を吐かないから好きよって言われたし。」


「私だって、鳥頭って却って良いわね、和むわ、って言われたもん!」


「あたいなんかこの前、愛してるわお燐、とまで言ってもらったよ?嬉しくて喉ごろごろ言っちゃった」


「!」


「いや〜、あたい愛されてる」


「…私だって、私だって愛されてるもん!」


「例えば?」


「例えばぁ?…例えば…例えば…例えばねぇ、」


「(…飽きた…。) もういいよ、わかった、アンタ愛されてるよ」


「…うん、愛されてる」


「良かったね。お菓子もらっていくね。」


「うん」


「(よっしゃ、キタコレ)」



【お燐はこうして大きなお菓子と小さなお菓子を持って帰りましたの巻 終】




その3
【少女さとり】

「…さとり様っ」


「あらお空。ご飯ならまだよ」


「私、愛されてますよね?!」


「……?

(何を言ってるの、この子は……あぁ、なるほど、お燐とそんなやり取りを…
しかし、本当に…)

馬鹿ね、貴女は」


「うにゅっ?」


「どうしようもない馬鹿」


「すっ、すいません」


「お燐にお菓子を騙し盗られても当然だわ」


「お菓子?」


「…ふふ。いらっしゃい」


「さとり様…?」


「馬鹿には口で言わないとわからないみたいだから言っておくわ、お空。

…愛しているに決まってるじゃない」


「わ、はい!えへへ〜」




「馬鹿鴉はわからないみたいだけど、さとり様は完璧にお空を馬鹿にしてますよね。」


「そういう素直で生意気な物言いは好きよ、お燐。」


「うう、そう言われると弱い」


「貴女も膝に来たいのでしょう。隠しても無駄です。いらっしゃい。今度こそお空と半分こよ。」


「…にゃーん♪」




「あーあー、お姉ちゃんはペットに甘いなぁ。しつけも何もあったもんじゃない」


「こいし」


「馬鹿ですって?素直で生意気ですって?笑わせるわ。みんなお姉ちゃんに似たんでしょうに」


「食えない妹。」


「さとり様さとり様」


「何よ?」


「こいし様の今の気持ちなら、あたいの方がよくわかってると思いますけど」


「なんですって?」


「だって、さっきまでのあたいと同じでしょう。羨ましいんでしょ、こいし様、あたいたちが」


「な…っ





…無意識だからわかんないもん。

お姉ちゃん、私も抱っこ!」


「ち、ちょっとこいし?!


…もう、馬鹿な子達」



【さとり様はみんなが大好きなんだよってお話 終】
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

μ。

Author:μ。
紫さまが好きです。

カテゴリ
検索フォーム
最新記事
最新コメント
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。